ペースメーカーとは
ペースメーカーとは心臓の拍動するリズムを人工的にコントロールする機械である。
本来、心臓の拍動リズムは洞結節というところで自発的に行われる。これが何らかの理由により上手く作動しない場合にペースメーカーを用いて人工的に拍動リズムを作るのである。
ペースメーカーの種類
ペースメーカーには緊急時などに一時的に取り付ける体外式(一時的)ペースメーカーと、体内に植込んで永続的に使用する植込み式(恒久)ペースメーカーとがある。
ペースメーカーは内蔵されている電池により動いており、電池交換は個人差にもよるが10年前後である。植込みには2時間程度の手術が必要となる。交換時は初回の植込みより時間が短く済む。
ペースメーカー植込み後の薬物治療
通常、ペースメーカー植込み手術を行った後も抗凝固薬の投与は続ける。これはペースメーカーだけでは心房細動を完全に焼失させることは出来ないと言われているからである。
これはカテーテルアブレーションで根治治療を行ったとしても、同様でアブレーション後も抗凝固薬は中止しない方が良いとされている。
参考:ペースメーカー手術後の抗凝固薬継続投与の意義(日本医事新報社)
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