私は2017年頃からSBI証券で投資信託を始めている。
そして2018年頃、同じくSBI証券で積み立てNisaの口座は開設したものの、積み立てNisaの口座は使うことなくそのまま放置していた。
そして2020年頃に楽天証券に口座を開設し、それに伴い積み立てNisaの口座も楽天証券に移行してSBI証券は解約した。
そして楽天証券に移行してから積み立てNisaを本格的に開始したので、積み立てNisa歴としては2年ちょいくらい。
年金が期待できない今、資産運用は老後資金のためには必須と思いきや、身の回りではまだやっている人の方が少ないようです。
同僚に金融リテラシーが高そうな人が居たので、聞いてみたけれど、やってないとのことでした。その理由がちょっと衝撃的というか考えたことも無い発想だったので忘備録として残しておこうと思います。
同僚曰く、
積み立てNisaで運用した結果、20年後かなりの額になった時、収入が増えて医療費負担が3割とかになると大変だからやらないことにしてる。
とのこと。
これって積み立てNisaの出口戦略として現実にあり得るのか考えてみました。
ここで、2023年現在において現役並みの所得がある高齢者は医療費が3割負担とされている。ちなみに現役並みの所得とは住民税の課税所得が145万円以上の被保険者で、収入にすると約386万円くらいらしい。
で。
現時点で年金は夫婦で12万/月くらいもらえると計算して、12万/月×12か月=144万/年。
一方、積み立てNisaで40万/年の枠いっぱい利用して20年間、年利は5%で運用したとして約1200万円となる。
さてこの金額を取り崩すにあたり、どの段階で収益になるのだろうか。確か少しずつ部分的に売買できたはずだ。
もし部分的に取り崩し可能であれば年収386万以下になるように取り崩せばいいので、386万-144万=242万/12ヵ月ということで月20万までは取り崩しても現役並み収入とはみなされない計算になる。
第一月20万も取り崩したらこの資産は6年ほどで無くなってしまうため、そんなに取り崩さない予定だが。
ということで、積み立てNisaを20年行い、利益が出たとしても現役並み収入とはみなされない範囲で取り崩せばOKと考えている。
ちょっと話はズレるが、使える金額が386万/年とすると月にすると19.3万だけど、定年までにはローンは返済している計算なので純粋に19万生活費に仕えるとなればそこまで倹約しなくても生きていけると思われる。
まあ、今後社会保障費はますます上がるだろうし、現役並み収入の金額も下がるかもしれないのでゆだんはできないけど。
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