2019年末中国の武漢で謎のウイルス性肺炎が出現し、翌年日本でコロナが騒がれだして3年弱。
私もとうとうコロナに感染してしまった。
今まで数多くのコロナ患者に接してきた。
そして同僚がコロナに罹患した時も、主人がコロナに罹患した時も
私自身はコロナに感染することなく過ごしてきた。
が、2023年8月。とうとうコロナに感染してしまったのである。
2023年5月から5類に分類され、コロナは今や『ただの風邪』という風潮が強いが、私の場合は約9日間に渡って熱発し続けた。
しかも、なかなか陽性反応が出ないまま時間が過ぎ、熱発が続く原因も分からず、大きな病気なのではないかと生きた心地もしなかった。出口の見えない戦いに地獄を見た。
その時のことを忘備録として残しておきたいと思う。
始まりの日
遡ること8/26(土)。その日は仕事中、ふと気づくといつもより足腰の痛みが強かった。
今年の5月くらいから右の臀部が痛んでいたので、酷くなってるのか?と思いその日は定時で上がって整体に行った。
そこでも『今日はいつもより痛みが強かったです』と整体の先生と話したのをはっきり覚えている。
その後、インナーマッスルを鍛えるための電気刺激の施術(EMS)をお試しで受け、帰宅したころには大分ぐったりしていたが、それはEMSによる副作用と思い込んでいた。今思うとその施術も良くなかったのかもしれない。普段なら感染防御に使うパワーを筋肉の修復に使ってしまったのかな?とも思う。
初回のPCR検査結果は陰性
翌日8/27(日)明らかに朝から体が痛く、体調が悪かった。EMSを行った部位もまだ痛む。
昼頃、無理をしてデパートに行ったが、帰宅時は体が熱く恐らくこの時に熱発していたと思われる。
この日、夜に熱を測ると38℃台あったと思う。この時点で抗原検査キットでは陰性を確認している。
ホッと一安心。恐らく明日1日寝ていれば治るだろうと考えた。
8/28(月)仕事を休んで1日寝ていれば治ると思いきや回復せず。
熱も38℃台のまま。
8/29(火)37℃台にはなったが、解熱には至らずお休み。かかりつけの病院でPCRとインフルエンザの抗原検査結果は陰性。安静にするようにと言われ帰宅。
その後夕方再び38℃台へ。普段の風邪なら1日寝れば解熱することがほとんどだったため違和感を感じ始める。
8/30(水)もともとお休みの日だったが、この日もずっと37~38℃台を行ったり来たり。
このあたりから不安になり色々な病院をネットで探し始める。
8/31(木)この日もずっと37~38℃台、仕事は休んだ。
ネットで探した病院に連絡し、検査を依頼するもすべて断られる。熱発患者は検査以前に今の時期は発熱外来に回されるとのこと。こっちはPCR陰性で原因も分からない熱に苦しんでいるのにと辛い気持ちになる。
9/1(金)この日もずっと37~38℃台、仕事には行けず。ようやく別の内科を受診し血液検査を依頼。翌日電話診療で結果が出ると言われ、帰宅。夜から39℃近くまで上がりのどの右側を中心とした咽頭通が始まる。
2回目のPCR検査と陽性反応
9/2(土)この日もずっと37~38℃台、仕事には行けず。電話再診にてCRP高値指摘されるが、それ以外の数値は問題なしとのこと。
こんなに長期に渡って発熱していたことが今までの人生でなかったため、コロナだと確信。
再びかかりつけの病院にお願いしてPCR実施し、ようやく陽性反応が出た。医師も不思議がっていたが、8/29の段階ではPCR陰性のため未感染と判断。
8/30が発症0日とされる。抗ウイルス薬のゾコーバを試してみるとのことで処方された。
9/3(日)この日もずっと37~38℃台。ゾコーバ内服開始。1日目は3錠、2日目~5日目は1錠ずつ。1日1回時間を決めて服用する。副作用に下痢があるようだが、
1日目は実感なし。錠剤は思ったより普通の大きさでの見込める。
熱発、咽頭通は続いている。
9/4(月)この日もずっと37~38℃台、仕事には行けず。激しい下痢が始まる。これがゾコーバの副作用というものか。結構な下痢でこれは内服終了後もしばらく続いた。ちなみに8/26からずっと首腰の痛みも続いていた。
熱発から9日目にようやく解熱
9/5(火)36.9℃まで下がったが、平熱ではなかったので念のためこの日もお休み。
咽頭痛、声枯れは続いている。首腰の痛みは落ち着いてきた。
9/6(水)初めて36.6℃で1日を終えることができた。
咽頭痛、声枯れは続くが、動けるようになる。
9/7(木)ようやく復帰。声枯れはあるが、何とか仕事が出来る状態となった。
コロナ感染から得た心構え
今回、新型コロナの感染を通して学んだことは、やはり健康の大切さ、である。
仕事の不平不満何ぞ命や健康に比べれば大した問題ではなく、熱が無く体が痛みもなく自由に動くことがこれほどにありがたいものだったのかと感謝する心が芽生えたように思う。
また病気で辛い人の気持ちもほんの少しだろうけど、理解することができたように感じる。
あとは自分の体の免疫システムにも感謝です。私自身は何も努力することなしに、システムが勝手に頑張ってウイルスを排除してくれたんだなと思うと何やら不思議な気持ちになりました。
のど元過ぎれば熱さ忘れる、ではなくずっとこの気持ちを忘れないようにしたいと思う。
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