イボの治療~凍結療法~について

日常のこと

ヨクイニンエキス錠と言えば、思いつくのはイボの治療なのではないだろうか。

イボは医学的には疣贅(ゆうぜい)と言われる。イボはヒトパピローマウイルスによって引き起こされる皮膚の増殖病変である。

近隣の皮膚科でヨクイニンエキス錠がたびたび出ることがあるが、最近イボの治療を行っている子供の親御さんから面白い話が聞けたので忘備録として記しておく。

当該患者は7歳。足裏にイボが出来てしまったのだそう。

処方は下記の通り。

Rp1.ヨクイニンエキス錠 6錠2×朝夕食後 7日分

7日分とはずいぶん少ないと思って尋ねたところ、液体窒素で凝固させてとって行くらしいが、それが1回ではなく何回か繰り返す必要があるのだそうだ。

今まで凍結させて一気に取り除くものだと思っていたがどうやら違ったようだ。

以下、液体窒素による凍結療法について。
参考HP:巣鴨千石皮ふ科

凍結療法とはイボを液体窒素で凍結させて幹部の細胞を凍結・壊死させて取り除く治療法である。壊死した皮膚は剥がれ落ち、下から新たな皮膚が再生していく。これを何度か繰り返すことで正常な皮膚だけになり、完治することができる。凍傷による炎症で強い痛みが症状るが、施術後しばらくたつと治まる。

施術頻度は1~2週間おきに数回の治療を行うことが一般的である。治療間隔があくと小さくなったイボが増大してしまい、治療効率が落ちる。

保険適応の治療であり、日本皮膚科学会の治療ガイドラインでは推奨度Aに指定されている。

なるほど。だから凍結療法の間はヨクイニンエキス錠でイボが大きくならないように繋いでいたわけだ。

また一つ勉強になりました。

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