一般名処方が出だして何年が経つだろうか。
私が薬剤師になった2012年当初は確かなかったと記憶しているが、2014年に店舗異動して間もなく見るようになったと記憶している。
まあ、薬局と患者の裁量で先発かジェネリックを選択できるのは良いが、一般名処方に結びつく商品がちと難しいと感じる今日この頃。
昨日も【般】トラネキサム酸細粒50%の処方があり、ちょっとしたトラブルになった。
トラネキサム酸のジェネリックであるトラネキサム酸細粒50%「ツルハラ」が入ってこないため先発医薬品のトランサミン散で調剤することになった。
私は疑義なしで変更できると思ったが、散剤と細粒剤は同一剤形ではなく類似の剤形のため、一般名を【般】トラネキサム酸散50%に変えてもらう、あるいはトランサミン散への変更の疑義をしないといけないらしかった。
私の中で粉薬は散剤、細粒、顆粒も同じような認識だったので改めて勉強しなおしの必要性を痛感した。
確かに内服では口腔内崩壊を先発の普通錠に変更する時は当たり前のように疑義していたが、粉はあまり調剤しないこともあり知識が曖昧になってしまっていた。
それと、少し話はズレますが。処方入力したものが勝手に一般名に変換されるシステムをやめて欲しいと思います。処方する医師もちゃんと意思を持って一般名を選んで欲しいです。
というのも勝手に変換されるシステムだと疑義照会の時に薬品名で通じないことがあるんですよ。
こっちは一般名処方をもとに問い合わせをしているのであってお宅の医療機関で先発医薬品名でカルテに乗ってるのかジェネリック医薬品名でカルテに載ってるのか知らないんです。
だから一般名で問い合わせするんですけど、酷い医療機関だとそんな処方は出てないと言われてしまったりして本当に困ります。
自身の病院で理解できない処方を院外に出さないで欲しいもんです。
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