眼科の問い合わせと口コミの相関性

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花粉症の時期。うちの薬局の門前の眼科も連日大盛況の状態。本来、受付終了時間は19時だが、21時過ぎまで患者が来る日が続いている。それくらい今年の花粉症シーズンはヘビーだった。

門前の眼科は処方せんの発行医師名は院長の名前だけだが患者さんの話を聞くと、院長以外の医師が診察することも多いらしい。まあ、こんな連日100人以上を医師一人で診れる訳が無いので他の医師も来ているのでしょう。

いつものように忙しく鑑査~投薬をやっていた時、眼科から1本の電話がきました。それも珍しくDr(院長ではない)からの直電。

対応は別の薬剤師(Sさん)だったので後で聞くと、セレスタミン配合錠の在庫有無の質問だったよう。出したい薬の在庫有無に関する質問は良くあること。

セレスタミン配合錠はうちの薬局にあったため処方は問題ないことを伝えて終了かと思いきや何やら添付文書を探し始めたSさん。

何だか揉めている?と思いつつ聞き耳を立てていたところ、『どうやって処方書けばいいの?』との驚きの質問が続いていたらしい。

その眼科では点眼だけでは効果がない症状重めの患者さんも多いため、点眼だけではなくアレグラやらビラノアやらの内服薬を処方していたと記憶している。

何故薬が違うと処方の書き方が分からなくなってしまうものやら。アレグラもビラノアもセレスタミン配合錠も同じ内服薬なのに…。配合錠というワードに気を取られてしま他のかな?

Sさんも他の内服薬と同じように処方を記載すれば問題ないことを伝えてようやく終了したけど。

その後も同じ電話がかかってきて医師が理解していなかったことに度肝を抜かれた。流石に3回目の電話はありませんでしたが。

 

 

確かに眼科医なので内服薬に疎いのは分かります。

 

 

ですけど普段別の抗アレルギー薬の内服を出している訳だし、内服薬が変わると処方の書き方が分からないことってありますかね?眼科医ってそんな感じ?それともたまたまこの医師が知らなかっただけだろうか。

個人的には自分で調べられなかったり応用が利かない人はちょっと警戒してしまいます。推察するに診察もイマイチなのではなかろうか。

そこで、Googleの口コミを見てみると…。案の定口コミがとんでもないことになってました。

やはりこの程度の質問をしてくる医師の力量は診察の程度に相関しているようで、患者さんにもしっかり伝わってしまっているようでした。特にここ数カ月の口コミは辛辣な内容も多く、予想通りだなと。もちろんいい口コミも散見されましたけど古いものが多く、最近の口コミは良くないものであふれていました。

普段の投薬中に患者さんから出る話ともだいたい一致するし、あの口コミは単なる風評被害ではなく一理あるなと思わざるをえません。

ですが、院長先生の評判はいいので院長先生以外の医師にあたってしまった人の口コミが多いんでしょうね。

 

今のところは駅前という地の利と日曜日が開いているという点のみで人気を博していますが、医師の評判が悪いというのは長い目で見たらどうなんでしょうね…。数年もたてば噂が広まって一見さんしか来なくなるんじゃないでしょうか。

 

ネットの口コミは玉石混淆ですが、今まで知っているお店の口コミを見まくってきた私の経験上は結構あてになることが多かったです。それは医療機関もしかりです。以前もこちらのブログに書いたかもしれませんが、うちの薬局も口コミで事務員の対応が問題になってましたが、アレも内容はほぼほぼ事実でしたし。

患者さんは病院の対応を物凄く見ています。待ち時間の割に患者さんの顔も見ず、数秒目を見て診察が終われば不満を覚えるのは当然です。また医師が口八丁、手八丁で丸め込もうとしても症状が良くならなければ疑問に感じるでしょう。そして診察のたびに医師が異なり、その医師がそれぞれ言うことが異なれば不安を感じるんです。

忙しいのは重々承知です。

でもせめて、複数医師が関わるならカルテによる情報共有は必要だと思います。継続してかかってくれる患者さんがいるのであれば尚更連続性のある診察をして欲しいなと思います。

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