今年もGWが始まった。今年は何やら長い人で11連休になるという噂もあるが、そんなものは医療従事者には関係のない話。
医療従事者たるもの、GWも無関係に働かねばならない。というもの病気にGW(盆暮れ正月、クリスマスも)はないからである。

GWだし、病気も一休みするかぁ~!(^^)!
とはいかないのである┐(´д`)┌ヤレヤレ
むしろ不思議と祝日に限って突発的に体調を崩す人も居たりして、医療が年中無休である必要性をひしひしと痛感する日々だったりする。
主人が私と同じく日曜祝日が無い職種なので、GWにはほぼ出かけることはない。まあ、GW何ぞ需要と供給のバランスで何処に行くにも混んでいる上にお金がかかるので平日休みの方がありがたくはあるけど。
ただ、GWくらい病気もお休みすればいいのにねぇと思わないでもない。本当に病気にはなりたくないものだ。
病気は健康を損ない、金を損ない、ひいては自尊心を損なう。
特に生活習慣病はなりたくない。
何故なら生活習慣病は努力である程度防げる疾患だからである。
痩せたいとうそぶきつつ、毎日お昼に某ラーメン屋で外食し、食後は砂糖の入った缶コーヒーを飲み、休憩室のお菓子をむさぼっていて病気にならないわけがない。
随分具体的なことを書いてしましましたが、上記の例は私ではなく、職場のスタッフのことなんですけどね。
その人は体重過多、脂質異常症、高血圧、頻脈もあり若いのに6種類くらい薬を飲んでいる。知人の中でも断トツで薬を飲んでいる。
まさに生活習慣病まっしぐらなのに、当人はどこ吹く風。食生活についてそれとなく聞いても気にしている様子もない。それでいて痩せたい、と呪文のように呟いていたりする。
医療従者として生活習慣病を知らないわけではないだろうに、自身で健康を損なっている行動をしている自覚が無いのである。そこが怖いんですね。
そんなこともあり生活習慣病で加療を受けている患者さんの大半は自分の食生活を変えようともしないし、もしかしたら自覚すらないのかもしれないと気づきを得ることができました。
私は長年医療従事者として働いてきて年齢が行けば行くほど、健康や資産の格差が拡大するのは何故なんだろうと感じてきましたが、こういうことなんでしょう。
自分の行動を俯瞰で見て改善点を見出し、自分で良い方向に行くように律していく。これが若いうちからできている人は積み重ねで良い方向に向かっていく可能性が高い。そして俯瞰で見ることも無く、改善もせず、目先の快楽のみ追及する人は健康もお金もない悲惨な老後になる可能性が高い。
そして恐らく大半の人は後者なんだろうなというもの分かった。GWの話からつらつらと書いてしまったけど、良い発見になりました。